← 総額ナビ
車の総額ナビ
総額ナビ › 車の総額ナビ › カーローンの組み方

カーローンは金利と年数で利息が22倍変わる
258万円を借りた場合の早見表

2026-09-30更新読了時間:約5分
この記事の結論
258万円を借りる場合、利息は金利1.5%・3年なら60,097円、金利8.9%・10年なら1,325,146円。同じ買い物でも、組み方だけで127万円ちがいます。
金利1%の差は、この借入額で5年なら約70,283円。本体の値引き交渉より大きく動くことがあります。

カーローンは「月々いくら」で説明されます。ところが月々の額は年数を延ばせばいくらでも下がるので、それだけでは高い安いが分かりません。見るべきは最後までに払う利息の合計です。ここでは258万円(トヨタ カローラクロスを頭金50万円で買った場合の借入額)を例に、金利と年数で利息がどう動くかを並べます。

金利と年数で利息はいくら変わるか

縦が金利、横が返済年数です。年数を延ばすと月々は下がりますが、利息は増えます。
金利\返済年数3年5年7年10年
1.5%60,097円99,571円139,431円199,945円
2.5%100,645円167,292円235,011円338,596円
3.9%158,058円263,897円372,338円539,857円
5.9%241,383円405,525円575,587円841,668円
8.9%369,238円625,886円895,837円1,325,146円

同じ258万円でも、金利1.5%・3年と金利8.9%・10年では利息が22倍以上になります。「月々の支払いを下げる」と「総額を下げる」は逆を向いています。年数を1年延ばすと月々は数千円下がりますが、利息はその何倍も積み上がります。

月々の返済はいくらになるか

金利3.9%で258万円を借りた場合の月々です。年数を延ばすほど月々は下がり、利息は増えます。
返済年数月々の返済利息の合計返す総額3年との差
3年(36回)76,057円158,058円2,738,058円—
5年(60回)47,398円263,897円2,843,897円+105,839円
7年(84回)35,147円372,338円2,952,338円+214,280円
10年(120回)25,999円539,857円3,119,857円+381,799円
返済年数と利息の合計(258万円・金利3.9%)
0302605158.03年264.05年372.07年540.010年千円

3年と10年で、月々は50,058円下がる代わりに、利息は381,799円増えます。判断の基準は単純で、払える範囲でいちばん短くするのが総額では正解です。ただし生活が苦しくなるほど短くすると、途中で借り換える羽目になって余計にかかります。

どこで借りるかで金利は変わる

金利の低い順に、銀行のマイカーローン、信販系、販売店のローンです。手間と審査の通りやすさが逆になります。
借入先金利の目安手間向いている人
銀行のマイカーローン年1〜3%台事前審査が要る。1〜2週間時間に余裕があり、勤続年数がある人
信用金庫・労金年1〜3%台銀行と同様。地域や職域の条件あり条件に当てはまる人
信販会社(ディーラー経由)年3〜8%台その場で通る。契約が早い納車を急ぐ人
残価設定型(残クレ)年3〜7%台ディーラーで完結短期で乗り換える人
自社ローン年10%以上のことも審査は通りやすい他が通らない場合の最後の手段

金利1%の差は、258万円・5年で約70,283円です。3%の差なら214,030円。本体の値引きを数万円ねばるより、借入先を変えるほうが効く場面があります。ディーラーは金利に利幅を乗せていることがあるので、銀行の事前審査を先に通してから商談に行くと、金利の交渉材料になります。

残価設定型ローンで気をつけること

月々が下がるのは、将来の下取り価格ぶんを「払わずに残している」からです。借金が消えているわけではありません。

残価設定型は、たとえば280万円の車の5年後の価値を104万円と見込み、その額を最後まで残して、差額だけを月々で返す仕組みです。月々は下がりますが、残した額にも金利はかかり続けます。満期には「返す」「買い取る」「乗り換える」の3つから選びますが、返すときには走行距離の上限と傷の査定があり、超えると追加の支払いが出ます。

気をつける点中身
走行距離の上限月1,000km前後(年12,000km)が一般的。超えると1kmあたり数円〜十数円の精算
傷・へこみ返すときに査定される。修復歴があると大きく減る
残した額の金利残価部分にも金利がかかる。総額では普通のローンより高くなることがある
カスタムできない返す前提なので、原状回復できない改造はできない
乗り続ける場合満期に残価を一括か再ローン。再ローンの金利は高めのことが多い

向いているのは5年ごとに乗り換えると決めていて、走る距離が上限に収まる人です。逆に長く乗るつもりなら、残価に金利を払い続けるぶん損になります。乗る年数で総額がどう動くかは車の維持費の見方にまとめました。

車両価格ごとの借入額と利息

頭金50万円・金利3.9%・5年で借りた場合です。車両価格が上がるほど、利息も比例して増えます。
車両価格+諸費用頭金借入額利息(5年)月々の返済返す総額
150万円+15万円50万円115万円117,629円21,127円1,267,629円
200万円+20万円50万円170万円173,886円31,231円1,873,886円
250万円+25万円50万円225万円230,143円41,336円2,480,143円
300万円+30万円50万円280万円286,400円51,440円3,086,400円
400万円+40万円50万円390万円398,914円71,649円4,298,914円
500万円+50万円50万円500万円511,429円91,857円5,511,429円
700万円+70万円50万円720万円736,457円132,274円7,936,457円

利息は借りた額にほぼ比例します。車両価格が2倍になれば利息もおよそ2倍です。頭金を増やせば借入額が減り、利息だけがまるごと減ります。手元の現金を先に入れるか、残しておくかの判断になりますが、車検や税金の支払いが近いなら、そちらを確保してからにしてください。諸費用は車両価格のおよそ1割として計算しています(新車の総額)。

繰り上げ返済でいくら減るか

残りの期間が長いうちに返すほど効きます。同じ額を返すなら、早いほど利息が減ります。
繰り上げ返済する時期50万円を返した場合に減る利息100万円の場合
1年目に返す40,824円81,648円
2年目に返す30,631円61,263円
3年目に返す20,565円41,130円

繰り上げ返済で減るのは利息だけで、元本は先に返しただけです。つまり手元の現金を金利3.9%で運用したのと同じ効果になります。貯金の金利より高いなら、返したほうが得という判断になります。ただし手数料がかかる契約もあるので、金額と手数料を見比べてください。車検や税金の支払いが近いなら、そちらを先に確保するほうが安全です。

自分の借入額と金利で計算する

車種を選んで頭金・金利・返済年数を動かすと、利息と7年総額がその場で出ます。

総額シミュレーションで計算する →

よくある質問

カーローンの金利はどれくらいが相場ですか?+
銀行のマイカーローンで年1〜3%台、ディーラー経由の信販系で年3〜8%台が目安です。258万円を5年で借りる場合、金利1%の差は利息で約70,283円になります。
返済期間は何年にするのがいいですか?+
総額でいえば、払える範囲でいちばん短くするのが正解です。258万円・金利3.9%なら、3年の利息が158,058円、10年なら539,857円です。
残価設定型ローンは得ですか?+
5年ごとに乗り換えると決めていて、走行距離が上限に収まるなら選択肢になります。長く乗るつもりなら、残した額にも金利がかかり続けるぶん不利です。返すときに走行距離と傷の査定があることにも注意してください。
頭金はいくら入れるべきですか?+
頭金を増やすと借入が減り、利息だけが減ります。トヨタ カローラクロスの例では、頭金を50万円から150万円に増やすと利息が102,286円減ります。手元の現金を先に入れるかどうかの判断です。
関連記事
新車を買うと総額いくら? - 本体価格の1.5倍が7年で出ていく 新車の値引き相場と交渉術|ディーラーで損しないための完全ガイド