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中古車と新車はどちらが安いか
同じ5年乗って262万円と148万円

2026-09-30更新読了時間:約4分
この記事の結論
同じ車に同じ5年乗るとして、新車と中古を比べました。トヨタ ヤリスの場合、5年でかかるのは新車が262万円、3年落ちが174万円、5年落ちが148万円、7年落ちが129万円。
年式が古いほど安く収まります。車両価格が下がるうえ、下がり幅そのものも小さくなるからです。
ただしこの計算に修理費は入っていません。そこが中古のいちばんの不確かさです。

「新車と中古、どちらが得か」は、同じ期間乗る前提にそろえないと比べられません。新車を7年、中古を3年で比べても意味がないからです。ここでは年式のちがう同じ車に5年乗るとして、かかる額を並べます。前提の置き方は車の維持費の見方と同じです。

同じ車に5年乗るとき、年式でいくら違うか

トヨタ ヤリスの例です。買った値段だけでなく、5年後に残る価値も一緒に下がります。
買うときの年式買値の目安5年後の価値値下がり維持費(5年)5年でかかる額
新車194万円44万円135万円98万円262万円
3年落ち(残価55%)107万円36万円65万円98万円174万円
5年落ち(残価37%)72万円24万円45万円98万円148万円
7年落ち(残価25%)48万円16万円32万円98万円129万円

※ 中古の価格は、このサイトが使っている残価率(7年で25%)から逆算した目安です。実勢の中古相場ではありません。人気の車種は目安より高く、不人気の車種や過走行の個体は安くなります。実際の相場が分かったら、総額シミュレーションの車両価格に入れ直してください。

新車と7年落ちで133万円の差です。差の正体は値下がりの大きさで、新車は最初の数年でいちばん大きく下がります。1年落ちの時点で目安82%、3年で55%、5年で37%。中古を買うというのは、その値下がりを前の持ち主に払ってもらった状態から乗り始めるということです。

車種が変わっても同じ傾向か

車両価格が高い車ほど、中古にしたときに浮く額も大きくなります。
車種新車価格新車3年落ち5年落ち7年落ち新車と7年落ちの差
トヨタ ヤリス176万円262万円174万円148万円129万円133万円
ホンダ N-BOX160万円245万円166万円141万円125万円120万円
日産 セレナ321万円419万円259万円210万円177万円242万円
トヨタ クラウン440万円540万円321万円253万円209万円331万円

トヨタ クラウンのように車両価格が高い車ほど、中古にしたときに浮く額は大きくなります。値下がりは価格に比例するからです。「高い車ほど中古のうまみが大きい」というのは、この意味では正しいと言えます。ただし修理費も価格に比例して高くなるので、そこが打ち消し合います。

この計算に入っていないもの

中古のほうが有利に出やすい計算になっています。入っていないものは、どれも中古側の不利に働きます。
入っていないもの中身どちらに効くか
修理費年式が古いほど故障が増える。1回で10万円単位になることもある中古に不利
消耗品の残りタイヤ・バッテリー・ブレーキが減った状態で来ることがある中古に不利
メーカー保証新車は3年(動力系5年)。中古は切れていることが多い中古に不利
車検の残り中古は買った直後に車検が来ることがある中古に不利
13年超の重課ガソリン車は自動車税と重量税が上がる(HV・EVは対象外)古い中古に不利
金利中古ローンは新車より金利が高いことが多い中古に不利
値引き新車は交渉できる。中古は総額表示のことが多い新車に有利

表のとおり、抜けている項目はほとんどが中古側の不利です。上の金額差がそのまま「中古のほうが得な額」になるわけではありません。目安としては、浮いた額の何割かが修理と消耗品に消えると考えておくと、あとで慌てずに済みます。とくに年式が古い個体では、買ってすぐにタイヤとバッテリーで10万円、ということが珍しくありません。

どちらを選ぶか

こういう人向いているほう理由
予算を抑えたい中古(3〜5年落ち)値下がりの大きい時期を過ぎていて、装備も新しい
修理で困りたくない新車メーカー保証が付く。最初の車検まで大きな出費が来ない
長く乗るつもり新車同じ年数乗るなら、新車のほうが後半の状態がよい
短く乗り換える中古値下がりが緩やかな時期だけを使える
最新の安全装備が欲しい新車自動ブレーキ等は年式で差が大きい
めったに乗らない中古距離を走らないなら、状態の劣化も遅い

金額だけなら中古が有利に出ますが、その差は「修理のリスクを自分で引き受ける対価」でもあります。3〜5年落ちは、値下がりの大きい時期を過ぎていて、まだ故障が増える時期には入っていない、という意味で中間に位置します。迷ったときの落としどころとしては現実的な選択です。

年式ごとに、何が残っていて何が切れているか

金額の差だけでなく、保証と消耗品がどれだけ残っているかで実際の負担は変わります。
年式メーカー保証次の車検消耗品の状態買った直後に出やすい出費
新車一般3年・動力系5年3年後全部新品なし
3年落ち一般は切れる。動力系は残ることも買った直後か2年後タイヤが half 前後タイヤ(3〜10万円)
5年落ち切れている買った直後か2年後タイヤ・バッテリーが交換時期タイヤ+バッテリー(5〜13万円)
7年落ち切れている買った直後か2年後ブレーキ・足回りも視野上記+ブレーキ(2〜5万円)
10年落ち以上切れている2年ごとゴム類・電装品の劣化予測しにくい。修理の備えが要る

※ 「half」はタイヤの溝が半分ほど残っている状態を指します。保証の年数はメーカーと車種で異なります。

3〜5年落ちが勧められることが多いのは、値下がりの大きい時期を過ぎていて、まだ大きな修理が始まらないからです。ただしタイヤとバッテリーは交換時期に入っていることが多く、買った直後に5〜13万円が出ることがあります。見積もりの総額だけで比べず、その場で交換が要るものを聞いてから決めてください。車検が残り少ない個体は、その費用も近いうちに来ます。

中古の見積もりで計算し直す

車両価格を中古の総額表示に置き換え、乗る年数と残価を動かすと、かかる額がその場で出ます。

総額シミュレーションで計算する →

よくある質問

中古車と新車、どちらが得ですか?+
同じ5年乗る前提なら中古のほうが安く収まります。トヨタ ヤリスの例で、新車262万円に対し5年落ちは148万円です。ただし修理費は計算に入っていません。
何年落ちの中古がいちばんお得ですか?+
値下がりの大きい時期を過ぎていて、まだ故障が増える時期に入っていない3〜5年落ちが中間です。目安の残価は3年で55%、5年で37%です。
中古は修理費がどれくらいかかりますか?+
この記事の計算には入れていません。年式と個体差が大きすぎるためです。タイヤ・バッテリー・ブレーキは買ってすぐ必要になることがあり、合わせて10万円前後を見ておくと慌てずに済みます。
13年を超えた中古は維持費が高いですか?+
ガソリン車は自動車税がおよそ15%(軽は20%)、重量税も上がります。合わせて年1万円前後です。ハイブリッド車と電気自動車は対象外で、上がりません。
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