車の総額ナビ車検は2年に1回まとめて来るので高く感じますが、中身を分けると「動かせない税金・保険」と「動かせる整備代」に分かれます。安くする話は、後者にしか効きません。ここでは車格ごとの目安と、下げられる幅、13年を超えたときに何が変わるかを出します。
| 車格 | 車検1回(目安) | 7年で3回 | 年あたり | 月あたりの積み立て | 台数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 60,000円 | 180,000円 | 25,714円 | 2,143円 | 7台 |
| 小型車 | 90,000円 | 270,000円 | 38,571円 | 3,214円 | 14台 |
| 中型車 | 100,000円 | 300,000円 | 42,857円 | 3,571円 | 13台 |
| 大型車 | 115,000円 | 345,000円 | 49,286円 | 4,107円 | 10台 |
| 電気自動車 | 90,000円 | 270,000円 | 38,571円 | 3,214円 | 6台 |
車検を「たまに来る大きな出費」と見ると身構えますが、月あたりに割ると2,143〜4,107円です。毎月それだけ積んでおけば、車検の年に慌てずに済みます。なお初回は3年目なので、新車を買ってから最初の車検までは2年半以上あります。その間に積んでおける額を考えると、初回はむしろ楽なほうです。
| 項目 | 軽自動車 | 普通車(1.5t以下) | 動かせるか |
|---|---|---|---|
| 自動車重量税(2年) | 6,600円 | 24,600円 | 動かせない。車重と年式で決まる |
| 自賠責保険料(24か月) | 約17,540円 | 約17,650円 | 動かせない |
| 印紙代・証紙代 | 約1,800円 | 約2,300円 | 動かせない |
| 法定費用の小計 | 約26,000円 | 約45,000円 | どこに出しても同じ |
| 基本料(検査・代行) | 1〜3万円 | 1〜4万円 | 出す先で変わる |
| 整備・部品交換 | 0〜5万円以上 | 0〜8万円以上 | 中身を選べる |
※ 法定費用は2026年9月時点の一般的な額です。エコカー減税の対象車、13年超・18年超の車は重量税が変わります。
このサイトの計算では、車検を軽自動車60,000円・小型車90,000円・中型車100,000円・大型車115,000円・電気自動車90,000円として置いています。法定費用に基本整備を足した相場です。ここから下げられるのは基本料と整備の部分だけなので、現実的な下げ幅は1回2〜4万円、7年で6〜12万円ほどになります。
| 出す先 | 基本料の目安 | 整備の範囲 | 預ける時間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ディーラー | 3〜5万円 | 予防整備まで広い | 1〜3日 | 新しい車。保証やリコール対応をまとめたい人 |
| 整備工場 | 2〜4万円 | 相談して決められる | 1〜2日 | 整備の中身を自分で選びたい人 |
| カー用品店 | 1.5〜3万円 | 必要最低限が中心 | 数時間〜1日 | 費用を抑えたい人 |
| ガソリンスタンド | 1.5〜3万円 | 必要最低限 | 数時間〜1日 | 近さと早さを優先する人 |
| ユーザー車検 | 0円(印紙代のみ) | 自分で点検 | 半日+準備 | 整備を自分でできる人 |
金額だけならユーザー車検がいちばん安く、法定費用だけで通ります。ただし検査に通ることと、安全に乗れることは別です。2年ぶんの消耗を自分で見られないなら、その差額は保険料だと考えたほうがいいはずです。現実的な選び方は、新車から最初の1〜2回はディーラー、それ以降は整備工場という形で、保証が切れるタイミングに合わせる方法です。
| 車の種類 | 13年目まで | 13年超 | 差(年あたり) |
|---|---|---|---|
| マツダ MAZDA2(ガソリン)の自動車税 | 30,500円 | 35,000円 | +4,500円 |
| トヨタ アルファード(ハイブリッド)の自動車税 | 43,500円 | 43,500円 | 変わらない |
| 軽自動車税 | 10,800円 | 12,900円 | +2,100円 |
| 重量税(ガソリン・普通車1.5t以下、2年) | 24,600円 | 34,200円 | +4,800円 |
| 重量税(ハイブリッド・電気自動車) | — | 変わらない | — |
「13年を超えると維持費が跳ね上がる」と言われますが、ガソリン車で年に4,500円+車検1回あたり数千円です。年に1万円前後というのが実際のところで、買い替えの理由としては小さい額です。買い替えを考える本当の理由は、その頃から増える修理費のほうです。そしてハイブリッドと電気自動車はこの重課そのものが無いので、長く乗るつもりならここも判断材料になります。
| 見るところ | 見方 | 交換の目安 | 自分でやった場合 |
|---|---|---|---|
| タイヤの溝 | 1.6mm未満は車検に通らない | 4本で3〜10万円 | ネット購入+持ち込みで2〜4割安い |
| ワイパーゴム | すじが残る・びびる | 2本で2,000〜5,000円 | 数百円の部品で自分で交換できる |
| バッテリー | 3年以上・エンジンのかかりが鈍い | 1〜3万円 | ネット購入で半額近くになる |
| ブレーキパッド | 残量。キーッと鳴り始めたら交換 | 2〜5万円 | 自分では難しい。見積もりを比べる |
| ライトの球切れ | 全部点くか見る | 数百〜数千円 | 自分で替えられる車種が多い |
| 発煙筒の期限 | 有効期限が切れていると通らない | 数百円 | カー用品店で買える |
車検の見積もりで「これも替えておきましょう」と言われる項目の多くは、上の表に入っています。事前に自分で見て、替えるものを決めてから持ち込むと、その場で判断を迫られずに済みます。タイヤとバッテリーは金額が大きいので、必要だと分かっているなら先に自分で買って持ち込むだけで数万円変わります。ただし持ち込みを断る店や、工賃を上乗せする店もあるので先に聞いてください。